北欧家具の巨匠、ハンス・J・ウェゲナーがカール・ハンセン&サン用にデザインしたCH24、通称”Yチェア”は、インテリア好きの多くの人が憧れる名品です。
そして同時に、様々な種類のリプロダクト品が出回っており、「実際のところ、使い心地はどれくらい違うの?」と気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
我が家には、本物とジェネリックが1脚ずつありますので、画像付きで比較していきたいと思います!
なぜどちらも購入したのか?
リビングとその横の和室の調和が取れない事に激しく悩んでいたある日、とあるインテリア画像で初めてYチェアを目にし、「これは!」と一目ぼれしたのが始まりでした。
「和にも洋にも合いそうでなんて素敵…是非我が家にも欲しい!!」と思ったものの、お値段を見て尻込みし、そのまましばらく購入を見送っていました。
そんな中、インテリアにあまり興味のない夫が見つけ出したのが「リボーンチェア」というリプロダクト品です。
たまたま店舗で実物を見かけ、小さな汚れがある為アウトレット価格になっており、1万4800円で販売されていたのです。
デザインが割と違うのですが、ペーパーコードの座り心地を日常生活で試してみたいと思い、1脚だけ購入しました。
ところが、本物への憧れが尽きない私は、結局Yチェアの購入をその夏に決心したのでした。(夫がっくし)
Yチェアとリプロダクト品を並べて置いてみた!
右側●Yチェア: 14万円 座面45cm オーク材 ホワイトオイル仕上げ(楽天市場で購入)
左側●リボーンチェア: 1万4800円 座面43.5cm ビーチ材 ウレタン塗装仕上げ(ショップで購入)
※私がYチェアを購入したのはこちらのショップです。アク〇スや大〇家具などと比較検討しましたが、一番お安かった為、選びました。丁寧に梱包して、納期通りに自宅に送って頂けます♪
ちなみにホワイトオイル仕上げは、木の色の経年変化を和らげる効果があります。最初の色を末長く楽しみたい方はにおススメです。どこの店舗にも取り扱いがなく、ネットで購入するに至りました。
正面から


- 座面の高さに若干差がある分、背もたれと脚の長さはYチェアの方がやや長いですね。
- 前脚のトップ部分の丸みにも違いがあります。
- アームを支える左右の木材の湾曲が、Yチェアの方が強いです。
上から


- ペーパーコードの色がかなり違う事が分かります。Yチェアの方が、白よりベージュに近い色です。南からの自然光のみで撮影していまして、2枚目の座面アップの写真が最も現物に近いと思います。
- アームの長さとデザインにも差がありますね。実際に座ると、ホールド感はYチェアの方がゆったり感じます。
- 座面の大きさは、リボーンチェア<Yチェアである事が分かります。
横から


※どちらの写真も、椅子の一面を壁につけて撮影しています。
- 背もたれ部分が、Yチェアの方が少しせり出していますね。
- 前脚のラインも、Yチェアの方がやや前に出ているようです。
後ろから

- 後脚の間のつっぱりが、Yチェアの方が上についていてスリムな印象。
- 背中を支える部分は、リボーンチェアの方が広めで安定感があります。しかし座り比べると、Yチェアの方がホールド感があるためか、あまり差を感じません。
総評
Yチェアのメリット
- 背もたれ部分に奥行きがあり、座面もやや広いためホールド感が良好。肘もしっかり乗せられて肩が楽。
- デザインは全体的にシャープで、重心が高く見えるデザインのため、すっきり見える。
Yチェアのデメリット
- アームから背もたれにかけて幅を取るため、置く場所によっては圧迫感がある。
- 椅子に座るときに、リボーンチェアよりしっかり後ろに引かなくてはならない。
- オイル仕上げ、ソープ仕上げ共に、定期的なお手入れが必要。
リボーンチェアのメリット
- Yチェアより背もたれにかけての幅が狭い為、狭いスペースにも置ける。
- アームが短いため、出入りしやすく、Yチェアよりもテーブルに収まりやすい。
- ウレタン塗装は乾拭きでOKで、水気に強いためお手入れが楽。
リボーンチェアのデメリット
- 座り心地と、デザインのシャープさが、Yチェアより少し劣る。
- 肘かけが短い為、体勢によっては肘が置けない。
椅子のデザインや、ペーパーコードの色合いは、人によって好みが違うと思いますので、
1、椅子の使い方
2、椅子を置くスペースの広さ
3、お値段
が、選ぶポイントになると思います。
Yチェアは高価ですが、我が家は家の購入費を抑える事に成功したため、家具に思い切ってお金をまわすことが出来ました。
内装やインテリアにお金をかけられるのも、中古物件のメリットの1つですね。
私たちのマイホーム事情については、こちらに公開していますので、是非ご覧ください♪↓