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中古戸建てについて

中古住宅のホームインスペクションの費用と流れ&注意点を徹底解説【体験談】

ホームインスペクションの料金や注意点中古戸建てについて
この記事は約6分で読めます。

中古住宅の購入にあたって、欠陥住宅を買って後悔したくない!というのが、多くの人の本音ではないでしょうか。

購入前に、ホームインスペクション(住宅診断)を受けることで、欠陥住宅かどうかを見分けることが出来ます。

この記事を読めば、ホームインスペクションの申し込み方法当日の様子料金注意点を知る事が出来ますので、やるかどうか検討中の方はぜひ参考にしてみてください。

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ホームインスペクションについて

ホームインスペクターは住宅の「かかりつけのお医者さん」です。米国では、州によって異なりますが、取引全体の70〜90%の割合でホームインスペクションが行われ、すでに常識となっています。日本でも近年、急速に普及しはじめています。

「NPO法人日本ホームインスペクターズ協会」https://www.jshi.org/what/

日本と違い、海外では「中古物件ほど価値が高い」という話はよく聞きますが、その背景にはホームインスペクションの普及があるんですね。

ホームインスペクションをやるタイミング

どのタイミングでやるのがいいの?

行うタイミングとしては、購入の契約前がベストです。

売主に拒否されてしまうと実施が難しいのですが、嫌がる場合は欠陥住宅のリスクが可能性が高いため、購入は控えた方がいいでしょう。

事前にリフォーム(リノベーション)費用の算出も出来ますし、購入側としてはデメリットがありませんので、本当におススメのサービスです。

ホームインスペクション

ホームインスペクションの料金

でも、結構お金がかかるんでしょ…?

費用は、15万円かかりました(料金は会社によって異なります)

15万円と聞くと、高額に感じる方もいらっしゃると思います。

しかし、結果的に私たちは「やって良かった!」と思っています。

購入後にかかるおおよそのリフォーム代金契約前に算出する事が出来ましたし、家の健康状態を可視化出来たので、安心して購入の契約を交わすことが出来ました。

料金に含まれるサービス

  1. 中古一戸建て住宅診断(標準診断)
  2. 床下の詳細調査
  3. 屋根裏の詳細調査
  4. 耐震診断

ホームインスペクションの申し込み方法(注意点あり!)

  1. 不動産会社の方を通じて、売主と相談しながらホームインスペクションの実施日時を決める。
  2. ホームインスペクション会社を決める。インターネットで、対応地域やプラン内容を見ながら選びましょう。耐震診断は人命を左右しますので、オプションであっても実施をおすすめします。
  3. 実施してほしい日時を添えて、ホームインスペクションを申し込む。
ここに注意

ホームインスペクションの会社名は、不動産会社や売主に事前に伝えない!

ホームインスペクションの会社と不動産会社には、本来何の繋がりもなく、だからこそ信頼できる検査結果を頂けるというのが大前提です。

しかし、知らない所で会社同士が交渉し、実際より良い結果を提示されるリスクはゼロではないかもしれません。

実際に私たちは、売り手側の不動産さんから、ホームインスペクションの会社名を2度尋ねられました。

その理由は分かりませんが、余計な疑念を残したくありませんでしたので、正直に答えることは避けました。

ホームインスペクション当日の様子と所要時間

当日は直接現地集合し、ホームインスペクション会社のスタッフ1名売主私たち家族が立ち合いました。

スタッフは40代前半くらいの男性で、一級建築士既存住宅状況調査技術者の資格をお持ちの方でした。落ち着いたベテランさんといった印象です。

調査が始まると、家中を隅々まで徹底的に見て回ります。

スタッフから売主へ、時々質問が飛ぶこともありましたが、売主も分かる範囲で応じてくれていました。

その場で気になった箇所を教えてくれましたので、夫は常にそばに付き添っていました。(私は娘のお世話係^^)

所要時間としては、5時間程かかりました。

お昼をまたぐ時間帯でしたので、私たち家族は交代でコンビニへ行き、軽食をとったりお手洗いを使わせてもらいました。

売主からは、家のテーブルやトイレを使っていいよとお声かけ頂いておりましたが、購入するか検討中の段階でお宅を汚すわけにはいかないと、ご遠慮させて頂きました。

ホームインスペクションの調査項目(実際の写真付き)

1)屋外

基礎・屋根・外壁・雨どい・軒裏・バルコニー・屋外階段・外構・玄関ポーチ・植栽の状態など

梯子などは使わず、道路や窓から見える範囲での調査でした。

ホームインスペクション

2)床下

基礎・土台・床組み・断熱材の様子など

台所の床下収納から、家の床下に入り込んでいました。スケボーのような板に寝そべり、デジカメを持って隅々まで写真に収めて頂けます。閉所恐怖症の方には厳しいお仕事だそうです。

ホームインスペクション
ホームインスペクション

3)屋根裏・下屋裏

梁、金具類、断熱材など

2階の洋室にあるクローゼット内に、屋根裏に登れる点検口があり、そこから上がって隅々まで調査されていました。

ホームインスペクション
ホームインスペクション

4)屋内

玄関、廊下、階段、各部屋、台所、浴室、洗面所、トイレ、小屋裏収納、電気設備、給排水設備

ホームインスペクション
ホームインスペクション

【悲報】耐震診断の結果・・・

地震大国と言われる日本ですので、耐震性は最も重視していたポイントでしたが、残念ながら倒壊リスクが高いという結果となり、耐震基準適合証明書は頂けませんでした;;

街中に並んでいる普通の家と同じ外観で、室内からも耐震性に問題があるようには見えませんでしたので、この結果は意外でした。

原因は、経年劣化ではなく元々の構造によるものでした。証明書がない中古住宅は、一度耐震診断をしてみる事をおすすめします。

しかし、問題がある箇所は全て明確であり、リフォームのやり方のアドバイスも頂けましたので大丈夫!

購入後のリフォーム経て、入居時点では耐震基準をクリアする状態に持っていくことが出来ました!

ホームインスペクション

ホームインスペクションは自分でやれる?

この様に、専門的な資格を持っている方以外は、自分でやるのは不可能な内容だと感じました。

「もし購入に至らなかったら…」と尻込みする気持ちにも、とても共感出来ます。

ですので、「診断結果が大丈夫なら絶対に買う!!」という所まで、購入への意欲が高まっている方におススメしたいです。

数千万円のお買い物を失敗しない為の、必要経費であると私は思います。

ホームインスペクションの会社はいくつかありますが、私がお世話になった会社はこちらです。申し込み時点から調査当日まで、誠実でスムーズにご対応頂けて、安心してお任せする事が出来ました。

●住宅診断のアネストhttps://www.anest.net/(記事内の画像全てアネスト様に帰属します)

中古の一戸建てに安心して住む為にやったことは、こちらにもまとめています↓宜しければ併せてご覧ください♪

購入の決心がついたら、やりたいリフォーム・リノベーションにかかる費用を調べることをおすすめします。

購入後に必要になる費用が分かると、安心して購入に進めます♪

色々なサイトを使ってみた私が、おすすめ出来る特徴がある一括見積もりサイトだけを集めてみましたので、良かったら参考にしてみてください♪

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