・実は霊的なものを信じているのでちょっと怖い…
・前の住民の‘気‘みたいなものが残っていないか気になる…
「いわくつき物件でなくても、他人が住んでいた所に住むのは、なんとなく嫌…」と思う日本人は、一定数いるのではないかと思います。
そういう私も、実は非科学的現象を信じている方なので、中古戸建て購入にあたり「自分の気持ちのために何か対処したい!!」と調べて、行きついた方法が「家祓い(やばらい)」でした。
以下の記事では、家祓いの詳細を、実際の体験をもとにご紹介しますので、やるかどうかの参考になれば嬉しいです。
ちなみに、訳あり物件を所有している方は、ぜひ以下の記事も参考にお読みください。
「家祓い」って何?
中古物件には、自分の知らない人の暮らしの歴史があり、そこにはいい思いでもあれば、悪い出来事もあったかもしれません。そういう不安を取り除くために、家祓いで穢れを清め、心機一転して入居したいと希望される方は多くいらっしゃいます。
(中略)
家祓いは、新築・中古問わず、入居前に行うお祓いです。地鎮祭を行っていない建売住宅を購入した、前に人が住んでいた中古住宅を購入した、そんな時、気持ちよく暮らすために行う儀式です。
「現人神社」https://arahito.com/oharai/yabarai/
中古住宅だけでなく、新築でも家祓いをされる方がいるんですね。
家祓いをするタイミング
リフォームが完了後の、入居前がおすすめ!
私の場合は、前の住人だけでなくリフォーム会社の人など家に立ち入った人たちの’気’もまとめて祓って頂きたかったので、上記のタイミングで行いました。
このタイミングであれば、お祓い後に家に立ち入る人は、引っ越し業者と自分たちしかいません。
他にも、リフォームが無事に完了するようにと願いを込めて、解体作業前に実施する場合もあります
やると決めた時点で、神社とリフォーム会社と相談しながら、ベストなタイミングを決めると良いですね。
中古住宅のお祓いはやった方がいいの?
私が実際にやって感じた家祓いの最大の効果は、「心理的な安心を得られること」です。
家祓いによって家の中の空気が変わったように感じ、とても居心地が良くなりました。
リノベーションやリフォームで、内装や外観が綺麗になったとしても、嫌な空気を一度感じてしまうと、ずっと居心地が悪くなってしまいます。
中古住宅の場合は、売り主がその家を売りに出した理由がネガティブである事も少なくありません。
離婚や自己破産、病気や家人の死亡などの情報を知ってしまうと、同じ家に住むことで自分たちにも不幸が降りかかるのではと心配になる方もいると思います。
家祓いには、そんな流れをリセットし、自分たちとは無縁の過去の出来事として捉えられるようになる力があります。
私が購入した家は任意売却物件でしたが、今のところ同じ運命になりそうな兆しはありません。
根拠のない不安を感じる事があっても、「お祓いしてあるから大丈夫♪」と、軽い気持ちで過ごすことが出来ています。
ちなみに夫は、科学で証明出来ないものは一切信じない派ですが、私(妻)が気持ちよく過ごせるのならばと、家祓いを行うことに賛同してくれました。
もし、ご家族の中にひとりでも不安を感じる方がいらっしゃるのであれば、実施しておくことを強くおすすめします。
中古住宅のお祓いをやらなくてもいい場合はあるの?
その一方、
全然そういうの気にならないぜ!
という強いマインドをお持ちの方には、不要な儀式だと思います。
また、売り主が家を売りに出した理由が、ポジティブなものであれば、そこまで気にならない場合もあると思います。
お祓いをしなかったからといって、何か問題が発生するという根拠はありませんし、実際に住んでみてから必要性を感じたら依頼するというのも、選択肢のひとつです。
ほとんどの賃貸物件や社宅では、いちいち家祓いなんてしていないと思いますが、特に問題なく生活している人が大多数でしょう。
結局のところは、気の持ちようですね
家祓いに必要なものと費用
家祓いの料金が指定されている事は少なく、相場は大体2~5万円です。
申し込みの時に受付で支払うか、家祓い当日に神職の方にお納めするかの二択ですので、事前に確認しておきましょう。
お納めする場合は、のし袋か白封筒に包み、水切りの上側に毛筆で「初穂料」、下側には「世帯主の名前」を記入します。
詳しい書き方は、こちらのサイトが分かりやすかったです→https://www.osohshiki.jp/column/article/1879/
受付で支払う場合は、のし袋は不要です。
家祓いの準備
家祓いをやっている神社を探す
家祓いは、神職の方が直接家まで出向いてくれますので、なるべく家から近い神社がおすすめです。
インターネットで調べたり、Googleマップで近所の神社を調べて電話してみましょう。
- 家の住所の確認
- 希望の日時の確認
- 当日必要な物のお知らせ
家祓いは、その家に住む人全員で参加した方が良いです。
神社に電話をすると、とんとん拍子で日時の予約まで話が進む場合もありますので、事前に希望日を決めておくのがおすすめです。
当日までに、お供え物を揃える
お祓いに必要なお供え物は、神社から指定がありますので、漏れがないようにしましょう。
当日に不足があるとお祓いが行えず、急いで用意するか別日に変更することになってしまいます。
我が家の場合は、こんな感じのタイミングで揃えましたので参考にしてください↓
「果物3種」「野菜3種」「米」「日本酒」「塩」「魚の乾物」「昆布」「鰹節」等は、家祓い当日にスーパーで購入する
「米」や「塩」など、少量のみでよい物は事前に購入し、必要な量をジップロックに入れて持参
家祓いが終わった後は、自分たちで食べてOKです。
家祓い当日の体験談
いざスタート!初穂料お納めのタイミング
当日は諸事情により、夫と娘は参加出来ず、私1人での参加となりました。(寂しかった…)
神職の方も、「お一人でよろしいですか?」とやや戸惑い気味^^;
服装は指定がなかったため、普通の私服で参加しました。
まずリビングにご案内し、神様を降ろす儀式をする為の準備が始まります。
用意していたお供え物はここでお預けし、神職の方が綺麗に並べてくれました。
儀式が始まると、立つタイミングやお辞儀のタイミングを全て指示して貰えるので、言われた通りに従います。
なかなかの大きな声が室内に響き渡り、窓が開いていたらご近所の人が驚くレベルでした。
神様が降りてきたあとは、お祓い棒(大幣)を持った神職の方と、家の中を歩いて回ります。
全ての部屋、キッチン、洗面所、お風呂、トイレ、すべてお祓い棒を使って祓って頂けました。
神職の方から、「クローゼットの中」と「梯子式小屋裏収納」も祓いますか?と聞かれましたが、梯子を降ろすのが面倒だったので、天井の入り口を祓う形でお願いしました。
最後に、家の外に向かって、白い紙吹雪?を沢山投げていらっしゃいました。
風が強いと、ご近所に飛んでいくと思います^^;
最後はリビングに戻り、神様をお戻しする儀式が始まります。
儀式が終わったタイミングで、初穂料をお納めしました。
いつお納めすれば良いのか分からず、ずっとソワソワしていたので、ようやくお渡し出来てホッとしました。
家祓いが終わったら
最後に、神職の方から「お札」と「神棚」を頂きました。
人が多く集まる場所に設置するのが良いとの事でしたが、具体的な場所や方角の指定はありませんでした。
神棚と言っても、上記のイラストの様な大がかりな物ではなく、スリムで簡易的なデザインのものです。
私たちは、リビングの横にある和室に設置し、新年のタイミングで新しいお札に入れ替えるようにしています。
現代の神棚はおしゃれなデザインの物も豊富なので、インテリアにこだわりがある方も安心してお祀り出来ると思います♪
中古住宅のお祓いの注意点5つ
- 家まで来てもらえる距離の神社に依頼する
- 自分の目的にあった神様が祭られている神社が理想。私たちは近所を優先しましたが、厄除けの神様ではなかった事に、後々気が付きました。
- 初穂料を納めるタイミングは、儀式の最後(神社によるのかもしれません)
- お祓いして貰いたい場所(クローゼットや小屋裏収納等も含む)は、開いて準備しておく
- お札を頂いた場合、どこに設置するかあらかじめイメージしておく
先述した通り、家祓いは心理的に大きな効果があると思います。
また、年末のお焚き上げと、年始の初詣に参加する機会が出来たので、毎年家族で日本の文化を感じる時間を過ごせるのも、メリットのひとつと感じています。
もっと現実的な面で、中古の一戸建てに不安を感じる方は、こちらの記事も併せてご覧ください♪
現状が古臭かったりボロボロでも、リフォーム・リノベーションで様変わりするので大丈夫!検討中の物件が、どんな感じに変身させられるかを想像するのも楽しいものです。
我が家も元々は築20年でまあまあ廃れた雰囲気の戸建てでしたが、リノベーションを経てかなり新築に近い状態になりました!
今検討中の家よりも格安な家を見付けられるかも?