「良いと思う家は高くて買えない」
「運命の一軒に出会えなくて、家探し疲れた…」
こんな悩みを感じ始めた方に向けて、「格安な一戸建ての見つけ方」をご紹介します!
この記事を読めば、「相場より安い一軒家の条件」が分かり、憧れの街で購入可能な物件を効率よく見付けられるようになりますので、ぜひ参考にしてみてください。
家探しは物件情報サイトをひたすら熟読すべし!
相場より安いかどうかは、下記の手順をたくさん踏むことで、即判断出来るようになります。
- 住みたいエリアに絞って、出来るだけ多くの物件情報に目を通す
- そのエリアの新着物件は、通知を受け取るように設定しておく
- 新着物件情報は出来るだけすぐに確認し、気になったら早急に内覧を申し込む
格安で優良な物件は、欲しい人が沢山いますのでスピード勝負です。
「この条件でこの値段…!?安い!」と、すぐに判断するには、自分の経験の中で、比較出来る物件情報がある程度必要です。
お買い得の物件は、びっくりする程あっという間に物件情報サイトから消えていきますので、運命の時に備えて感覚を磨いておきましょう。
また、住みたいエリアの地元の不動産屋を訪問しておくのもひとつの手です。
希望の条件と連絡先を伝えておけば、その不動産屋が仕入れた物件を、物件情報サイトに載せる前に教えてくれるケースがあるようです。
安い一戸建ての条件【新築編】
土地の価値としては、中古戸建てであっても新築と同様の扱いを受けます。
しかし、中古の場合は「売り主の希望価格」で販売されていますので、以下の条件であっても格安でない場合もあります。
旗竿地だから
旗竿地(敷地延長)は、整形地よりもお値段が下がることが多いです。
奥まった場所に家が建つことによるメリット・デメリットは以下の通りです。
① 路地部分を、駐車スペースなどとして活用できる
② 住居スペースが道路に面さないため、静かな環境で生活出来る。
① 採光や風通りが不十分なことがある。
② 立地によっては、建物に四方を囲まれて窮屈。
③ 路地部分の幅と長さによっては、再建築不可。
分譲戸建てであれば、旗竿式の物件に窮屈感が出ないよう、間取りが工夫されている事が多いです。
また、旗竿部分には車2台駐車できる場合もあり、来客時にも便利です。
鉄塔・高圧電線が近い
鉄塔が近い物件は、「窓からの景観」と「電磁波に対する懸念」により、相場よりお安くなります。
しかし、高圧電線による健康被害は、科学的に証明されている訳ではありません。
実際には、掃除機や電気カーペットから出る電磁波と同程度であり、スマートフォンなど身近な物からも電磁波は出ているので、気にしなくても大丈夫と言われています。
嫌悪施設として扱われるため、電力会社から「線下保証料」を貰える場合もありますし、「落雷対策」になるなどのメリットもあります。
実際に窓からの景色を確かめてみて、あまり気にならない方にはおススメです。
安い一戸建ての条件【中古編】
先述しましたが、中古戸建ては「売り主の希望価格」で販売されています。
築20年を経過すると、建物の価値はゼロに等しいはずなのですが、売り主が夢を捨てられないのか相場より高値をつけて販売されている事があります。(有名住宅メーカーや、こだわりの注文住宅の売り主に特に多いです…)
高値掴みをしないように、本当の価値はいくらなのかをよく調べるようにしましょう。
ここからは、高値掴みを避けられる格安な中古戸建ての条件を紹介します。
任意売却物件だから
私たちが安く購入出来た理由がこちらです。
任意売却物件は、住宅ローンの返済が難しくなった人が自宅を売却し、そのお金でローンの返済をするというものです。
返済の期限が決まっており、その期限までに売れなければ「差し押さえ物件」となります。
後述しますが、裁判所に差し押さえられてしまうと、破格の安値で売り叩かれてしまい、返済出来るローン額が減ってしまいます。
よって、売り主は期限までに買い主を見つけたいと考え、相場より安い値段で売りに出すケースが多いです。
購入の手続きは、普通の中古戸建てと特に変わりありません。
注意点としては、
- 売り主の生活状況によっては、室内が荒れている可能性がある
- もし購入した場合は、近所の方に任意売却であった事は言わない
といった事があります。
私が実際に内覧した、とある任意売却物件では、ヤニで染まったリビングの壁に蹴り飛ばして出来たような穴があったり、ゴミが車内に山積みになった自家用車が停まっていたりしました。
また、ほとんどの売り主は近所の方に「ローンの返済が出来なくなった事」を知られたくないと思います。大人のマナーとして、秘密にしておいたほうが良いでしょう。
差し押さえ物件だから
任意売却が成立せず、その後裁判所に差し押さえられた物件(競売物件)や、国に差し押さえられた物件(公売物件)も、格安で手に入れる事が出来ます。
どちらも、インターネットで探すことが出来ます。
●競売物件→「BIT 不動産競売物件情報サイト」https://www.bit.courts.go.jp/app/top/pt001/h01
●公売物件→国税庁「公売情報」https://www.koubai.nta.go.jp/auctionx/public/hp001.php 等
住所から検索する事が出来ますが、物件数はあまり多くありません。
注意点としては、
- 前の住人が退去していない事がある
- 購入前に内覧が出来ない為、書面上でしか情報が得られない。室内がとんでもなく荒れている恐れもある。
- 前の住人の荷物が残されている場合は、荷物ごとの引き取りになる
- 普通の不動産とは違う手続きで購入するため、知識がない人には難しい
といった事が挙げられます。
素人にはなかなかハードルが高いですが、購入を手伝ってくれる会社もありますので、勇気がある方は一度調べてみてください。
離婚物件だから
マイホームを購入後に残念ながら離婚してしまった場合、その家は売りに出される事が多いです。
しかし売り主としては、ローンの残金を支払わなくてはならない為、築浅の場合は、新築時の値段とほぼ変わらない事もあります。
私達も、有名住宅メーカーの築浅離婚物件に遭遇した事がありますが、ローンの都合で値下げ交渉には一切応じて頂けませんでした。
もし買い手がなかなか見つからず困っているタイミングだったり、財産分与を急いでいる状況ならば、身を切って値下げしてくれる場合もあると思います。
事件・事故物件だから
売り主には告知義務がありますので、心理的瑕疵のある物件は相場よりお安い事が多いです。
物件情報サイトでは「告知事項あり」といった記載がありますので、相場より安いと感じたら備考欄までしっかり確認しましょう。
絶対に避けたい方は、念のため、大島てる情報開示サイトでも確認しておくと安心です。https://www.oshimaland.co.jp/
安い一戸建てが不安なら無理はしない
「いくら安くても、実際に住むのは不安…」という方は、無理に選ぶ必要はないと思います。
私自身も、任意売却物件を購入するのは不安がありましたが、リノベーションやお祓いで、不安を払拭することが出来ました。
誰でも最初は候補から外していますし、出来れば避けたいと思いますが、ポジティブに考えて行動に移すことが出来れば、選択肢を広げることが出来ます。
現状が古臭かったりボロボロでも、リフォーム・リノベーションで様変わりするので大丈夫!検討中の物件が、どんな感じに変身させられるかを想像するのも楽しいものです。
びっくりするくらい見違えります!
購入前でも、交渉すればリフォーム費用の概算を出して貰う事はが可能です。ざっくりでも、購入前にリフォーム費用が把握できれば安心できます。
下記の記事では、私が実際に利用したり調べてみて、本当におすすめ出来る一括見積もりサイトだけをまとめています。良かったら参考にしてみてくださいね♪